アールバイロジェンは、Nectin-4を標的とする腫瘍溶解性ウイルス「Panectin®」を開発しています。重点適応としてBCG不応非筋層浸潤性膀胱がん(NMIBC)での早期臨床PoC取得を目指します。さらに、その成果を起点として、TNBCをはじめとするNectin-4陽性固形がんへの展開を追求しています。
Panectin®はNectin-4のみを感染受容体とする腫瘍選択的な感染設計です。Nectin-4は多くのがん種で高発現する一方、正常組織ではほぼ発現しないため、正常細胞へ影響しない設計となっています。
感染後、隣接する腫瘍細胞と融合して多核巨細胞(シンシチウム)を形成します。多核巨細胞形成を介したがん細胞の殺傷が起きます。主要OVにはない作用機序として前臨床で確認されています。
野生型麻疹ウイルスが利用するSLAM感染経路を遺伝子改変により完全に排除しています。免疫細胞への感染を完全になくした設計です。
直接腫瘍破壊に加え、抗腫瘍免疫を活性化することが前臨床で示されています。
| プログラム | 非臨床 | Ph.1 | Ph.1b | Ph.2 | Appr. |
|---|---|---|---|---|---|
| Nectin-4陽性固形がん 腫瘍内投与 — 医師主導P1 (東京大学・帝京大学主導) |
✓ | ● | — | — | — |
| BCG不応 NMIBC 膀胱内投与(主適応) |
● | — | 2028– | 2030– | — |
| Nectin-4 IHCによる患者選択基盤 (開発中) |
開発中 | — | — | — | — |
※ BCG不応NMIBC非臨床:膀胱内投与経路に関する安全性試験を実施予定。